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革包丁


最近では職人さんの高齢化等により、革包丁を使える人が減っていると聞いています。

商品を作る際にまず「裁断」という過程があり通常大量生産の場合は間違いなく「抜き型」によって「プレス」することにより革を抜いていきます。

SHINの場合はどうかと言いますと、抜き型によるプレス半分、革包丁による「手切り」半分といった具合です。

仕上がりの均一性でいえば抜き型で抜くのが一番です。
全く同じ形に裁断することができます。

革包丁で手切りする場合は、「腕次第」となりますが、最高の仕上がりが「同じ形に切る」ことですので、そうなるとやはり抜き型によるプレスがよいということになります。

ただし、「ハンドメイド」というのは必ずしも全て完璧に同じであるということが良いというわけではありません。
同じものが2つと無いというのもハンドメイドの良さであるという考え方もあります。

ただ、SHINではハンドメイドでありながら「ハンドメイド感」(一歩間違うと大雑把なイメージ)はあまり出したく無いというのもあり、、、ほぼ同じ形に切る自信はあります!

話が逸れましたが、では革包丁というのは主にどういうときに使うのか?と言いますと、「新商品の開発」「オーダーメイド」等の「抜き型」が無い場合、またはバッグなどの大きいものを作る場合です。
革は柔軟性がありますので、多少形が歪もうが製品にまで仕上げることは可能です。しかしやはり比べると完成度が変わってきます。


私自身、ほぼ毎日包丁を使い、鍛錬を重ねていますのでご心配無用であります。

まとまりのない文章を最後までお読み頂きありがとうございました。

ミシンについて

SHINで使用しているミシンを紹介します。

「SINGER 17」ミシンです。

先日、ふとShinのものづくりにおいてメインで使用しているSINGERのミシンの年式はいつのものなのだろうか?という疑問が湧いてまいりました。

以前にも軽く調べてみたことはあったのですが、その時はわからずじまいでした。

今回はしつこくネット上をさまよい、やっとのことでシリアル番号から製造年、国、工場まで分かる資料を発見しました。

それによるとShinのミシンは

1931年 アメリカ/ニュージャージー州のエリザベス工場
で製造されたことがわかりました。


今までは漠然と古いものという意識しかなかったのですが、このように正確にわかると何か今までと違う意識が生まれてきます。



足そしてそのオールドミシンを足踏みで使っています。
足踏みか電動かというのは仕上がりに殆ど影響はありませんが、生産性では圧倒的に電動に分があるので、足踏みは現在ではあまり使われていないようです。

私が足踏みを使う理由の1つは、音が静かであり、「カタカタカタ…」と心地よい音がするからです。
大量生産をしなければ、生産性を上げる必要も無く(無いこともないですが)、つまり電動である必要も無いのです。

ミシンをカタカタ踏んでいると不思議とその縫っている商品に心がこもります。
手作りとはそういうことではないでしょうか。


遥か昔、遠いアメリカの地で作られ、今までにどこでどんな人が使っていたのか…。そして私が使った後は誰が使うのか…などと考えたりしまして、非常にロマンを感じます。

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