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ご挨拶(SHINとは?)



 初めまして。SHIN代表兼職人の加來 信二郎(かく しんじろう)と申します。
私は以前に革製品メーカーに職人として約7年在籍しておりました。
その経験を生かし、自らが納得できるものだけを制作し、販売しております。
以下、レザーブランド【SHIN】のコンセプトについてお話しします。

愛着を持って長く、ずっと使えるものを。
薄くて軽い商品はSHINのラインナップにはありません。

「耐久性」「重厚感」を重視

 耐久性を重視しますと、やはり革の「厚み」が重要になってきます。
長く使っていれば必ず糸のほつれ等が出てきますが、それは修理すれば直ります。
(どんな状態でも修理致します!お任せ下さい!)
※SHINの商品以外の修理は受け付けておりません

革が薄いとスマートに持つ事ができますが、摩耗により破れたりした場合にはなかなか厄介です。
例えば「ヘリ返し」と呼ばれる製法。見た目はキレイで、技術的にも熟練の技が必要です。

ヘリ返し

表革本体の革の端っこを薄くして内側に巻き込むのですが、革は薄いと摩耗等により割と簡単に破れます。糸のほつれは縫い直せば済みますが、表本体が破れた場合には交換が利かないため元通りに戻すことは困難になります。
一生ものだと思って買っても数年で破れてしまっては…

「革ではない素材を薄い革で包んだもの」or「革のみで作られたもの」
 革製品には大きく分けて2種類に分けられると思います。
ひとつは所謂「紳士物」というか、百貨店等で売っているもの。
もうひとつはバイク乗りの方たちが使ったりする、厚い革を使った頑丈でゴツいもの。
所謂「レザークラフト」というイメージです。

この2つの違いは何か。
「紳士物」は主にビジネスシーンに向けて作られているのでやはり「薄く」「軽く」できています。スーツの内ポケットに入れても不格好にならない等、スマートに使えます。
しかし薄い革だけで作るとフニャフニャですから、「紳士物」の財布の中には色々な「芯材」が入っています。「ボール紙」だったり「革の粉を固めたもの」だったり。
例えば財布の「外装」を見てみますと、紳士物は「薄い革」「芯材」「内装の布or薄い革」の三層構造になっております。
「レザークラフト」の場合は「革のみ」です。
ですから革の厚みが必要です。

SHINの商品は「レザークラフト」の技術で作っています。
 それをオンオフ両面で使えるような、落ち着いたデザインを採用して制作しています。
バイカーものほど分厚くなく、かつ耐久性を確保した適度な厚みの革で作っております。
当然、「薄くて軽く」はないのですが、所有欲を満たす「重厚感」があります。

革を厳選する
 コストを抑えて出来るだけ安価に提供することはできません。
大きなメーカーですとそれでも薄利多売でやっていけますが、SHINのような小さなメーカーはそれではやっていけません。(大量生産できませんので…)
だったらとことん良い革を使ってひとつひとつ丁寧に作ってその価値をわかって頂けるお客様だけに使って頂こうと思っております。
ですから「高いな」と思われることもあるかもしれませんが、その分長くご愛用できますし、買っては捨て買っては捨てを繰り返すよりは結果的には安く済みます。
(ラインナップの中にはやや採算を度外視したものもありますが、それはまずはSHINの商品を手に取っていただけるような入口の役目を与えているためです)

主にヨーロッパの革を使用しております。革のメッカといえばやはり「イタリア」になりますのでイタリアの革が中心でアメリカ、ドイツ、もちろん日本の革も使っています。

金具にもこだわっておりまして、主に「真鍮」素材を使っております。
真鍮は金属といえども革と同じく経年変化していくので革との相性が良いためです。


80年以上前の「足踏みミシン」で縫製
1931年製SINGER足踏みミシン(アメリカ製)で一針一針縫っています。
人によっては「だから何?」ということですが、このミシンは糸の締まりが良く財布からバッグまで作ることができる優れものなのです。しかも作りがシンプルで壊れにくい。
ただ、そんなことよりもどちらかと言えば「ロマン」があります。
一言で「ハンドメイド」とは言っても流れ作業、分業で電動ミシンで「ダーっと」作るのと、革の裁断から始まって足踏みミシンでカタカタ縫って仕上げまで一人で行うというのは明らかに違うと思います。


以上、長くなりましたがSHINのコンセプトはお分かり頂けたと思います。
革製品というのは長く使おうと思って手に入れるものです。
毎日使い、時には修理しつつ長くご愛用頂き、SHINの革製品を人生の「相棒」にして頂ければ幸いです。

                               
SHIN 加來 信二郎




追伸:何かご不明な点、革についてのご質問などありましたらメール、お電話にてお気軽にお問い合わせください。(作業中等、電話に出られない場合もありますが、お手数ですがそのときは時間をずらして電話してください。)


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