革の銘柄紹介「アリゾナ」
イタリア/ブレターニャ社で作られる「アリゾナ」は自然なシボ(細かいシワ)が魅力のレザーです。
この「シボ」は型押しなどではなく、革を「ドラム」と呼ばれる大きな樽のようなものの中で揉まれることで付いたシワなので、革全体に均一にシボがひろがっているわけではありません。
シボが細かいところもあれば、大きなところもあります。
(ほとんどシボが無いところもあります)
経年変化の特徴としましては、擦れたり圧力がかかると色が濃くなる傾向があります。
使っていくうちにいい艶が出ます。
わりと似たような質感の「ミネルバボックス」(バダラッシィ・カルロ社)と比べると艶感が有り、経年変化のスピードは遅めです。
(ミネルバボックスの経年変化が早いためです。アリゾナは一般的な革と比べれば経年変化は早いほうかもしれません)
職業柄色々な革を見てきましたが、シボ付き革の中ではかなり「完成度」の高い革ではないかと思っております。
2018-01-19 01:30
革について
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